神社Q&A

昔から神社の杜は 子供たちの遊び場でした。
木登りや蝉取り、大きい子供が 小さい子供に様々の事を教える場所でした。

神社の多くは 私たちの先祖様を神様として祀った所です。
私たちは 神様と共に暮らして来ました。

自分の思いを父や母と同じ先祖様である神様に持って行って 何から何まで相談して
いました。
神社にいる神主も そのような存在です。

子供が生まれたら100日目、成長の感謝や慶び事、報告事、その都度ご挨拶に行って
徳をいただいて来ました。

一人じゃないですよ、頑張りましょう。
そういう毎日の生きる力をもらえる場所です。

緑に囲まれた杜の中で手を合わせることで リフレッシュしましょう。

ここ、香川県高松市の平石井神社のクロガネモチの杜は
皆さんの癒しの場所になっています。

参拝の作法

頭を下げて、一礼して鳥居をくぐります。

手水舎で 手と口を清めて、神前に進みましょう。

賽銭箱にお賽銭を入れます。

賽銭箱の上に鈴がある場合は まず紐を力強くゆすって 鈴を鳴らします。
これは神様に 私がここに来ましたよ、という合図です。

次に2回お辞儀をします。 (二礼)
そして2回手を叩きます。 (二拍手)
最後に1回お辞儀をします。(一拝)
これで挨拶が終わりました。

では、日々のお守りとお導きに感謝を申し上げましょう。
ここで大事なポイントは 声に出して言うことです。
小さなつぶやくような声でも大丈夫です。
言葉を声に出す事が重要です。そして、自分の名前を住んでいる場所とともに申し上げましょう。
参拝の基本は感謝を申し上げる・自分の至らなさをお詫び申し上げる ことです。
あれこれお願いするためのものではありません。
自分を清めていただいている、新たなエネルギーをいただいているのです。

「神様のお役にたてる、世の中のお役にたてるように 自分をお使い下さい」と言えれば最高ですね。

終わりましたら、もう一度、二礼・二拍手・一拝をして終了です。

のし袋

ご祈祷を受ける場合は ご祈祷料を のし袋に入れます。
表書きは”御玉串料”でも”初穂料”でも”奉”でも大丈夫です。

よく皆さんが困るのが のし袋の水引の色のようです。
神様に奉る場合は 紅白か金銀のものを用いましょう。
最近は神事用の白いのし袋もあるようです。
本式には奉書紙を折って お金を包み、麻苧(アサオ)で結びます。
黒白の水引は葬式、黄白の水引は葬式以外の仏事用です。

ご自分の名前も忘れずに書きましょう。

祈祷料は?

車のお祓いや 七五三参りなど
神社内で行う通常のものは 8000円からになっております。
安産祈祷1万円から、厄祓いは8000円からになります。

特別なお祓いは そのケースによって異なります。
神社での亡くなった方の年祭、方災祓いや病気平癒、そのほかの特別祈願などです。
  

神札・お守り

ご神札・お守りの他に 破魔矢、初宮詣のときには特別なものがあります。

又、新年の特別祈祷、会社の初出の祈祷などの3万円以上の祈祷には大神札を授与しております。

アオバズク

神社の杜の中に枯れたクロガネモチの大木があり、幹の中に大きな洞があります。
ここで小型のフクロウのアオバズクが 毎年、子育てをします。
この鳥は毎年5月頃に台湾近辺の島から渡って来るのです。
近くの野田池や田んぼで餌を取りながら雛を育て、秋に大きくなった子供たちを連れて帰ります。
雛が巣穴から出て、木の枝にとまるようになると、その姿を撮るためにアマチュアカメラマンが毎日集まるようになります。
アオバズク親

クロガネモチ

    

平石井神社のクロガネモチは樹齢450年を超える樹木の群生です。
近年、都市化のための乾燥や、勢いの良い楠に阻害されるなどして、数本枯死しましたが、高松市の天然記念物の指定を受けて保護されています。

平石井(ひらいしい)神社のクロガネモチ

天然記念物

指定区分   市指定天然記念物

指定年月日 昭和54年8月1日

所在地    平石井神社(高松市今里町2-1-10)

解説
 平石井神社(ひらいしいじんじゃ)の社叢(しゃそう)には、クロガネモチの大樹が群生(ぐんせい)している。胸高(むねたか)の幹周(みきまわ)り0.63メートル以上のものが19本もある。そのうち、最大のものは、胸高(むねたか)の幹周(みきまわ)り2.8メートル、樹高18メートルに達する。
 クロガネモチは、モチノキ科の常緑広葉樹で、若い枝が黒みがかってていることからクロガネ(黒い鉄)に由来しこの名がつく。高松の方言で、「ヒチジョー」ともいう。暖地の山林に自生するが、雌株(めかぶ)には赤い実を付け美しいので庭木に利用される。
 平石井神社の社叢には、アラカシ・ウバメガシ・クスノキ・ネズミモチ等の常緑樹があるが、クロガネモチは群生しているのでよく目立つ。これ等の樹木がよく茂り、老樹(ろうじゅ)には幹の一部に空洞があるためか、毎年、青葉のころになるとアオバズク(フクロウ科)が南方より飛来して繁殖している。
~ 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 ~ 

高松市ホームページより引用)